「マイ ドキュメント」などのユーザーフォルダを他のパーティション(例:Dドライブ)に移動する方法【Windows7】
Windows7で新規にユーザーアカウントを作ることになったので、自分用の備忘録として記録しておきます。
写真や動画などの個人データを、OSがインストールされているパーティション(通常はCドライブ)から他のパーティション(Dドライブなど)に移動しておくと、OSに不具合があった場合などもしもの時にも安心です。またOSと同じパーティションに大量のデータを保存したり、ファイルの追加・削除による断片化が生じたりした場合、システムが不安定になる可能性もあります。最近のPCのスペックならほぼ問題ないかと思いますが。
僕の場合Linuxと共存させているので内蔵HDDのパーティション構成を「リカバリ領域」「Windows領域」「データ領域」「Linux領域」としています。Linuxを起動している時に「Windows領域」はあまりいじりたくないのでこのような構成にしています。またLinux側のユーザーフォルダも「データ領域」にあるそれぞれのフォルダにシンボリックリンクを貼って共有しています。またフォルダ名もLinux側から扱いやすいように英語名に変更しました。
参考:Lubuntu – インストール直後に行う設定まとめ ~WindowsXPから乗り換えを検討中の方へ~ | mogi2fruitsどっとねっと
以下設定方法をまとめます。
ユーザーフォルダの場所
例えばユーザー名を「test-user01」とした場合、「マイ ドキュメント」などのユーザーフォルダの場所は「C:\Users\test-user01」となります。
WindowsXPまでは「C:\Users\Documents and Settings」となっていましたがVista以降変更されています。互換性保持のためフォルダ自体は存在しますがリンクとなっているようです。実態は「C:\Users\test-user01」となります。
ユーザーフォルダ名を英語名に変更する方法
デフォルトの状態で「C:\Users\test-user01」を開くとこのようになっています。
エクスプローラーを開き、ツール → フォルダオプション から隠しファイルとシステムファイルを表示するように設定します。
設定完了後にユーザーフォルダを開くとこのようになります。
続いて「マイ ドキュメント」フォルダを開きます。
ここにある「desktop.ini」を「メモ帳」で開き中身を編集します。変更箇所は「LocalizedResourceName=~」の前に「;」を追記するだけです。以下のようになります。
[.ShellClassInfo] ;LocalizedResourceName=@%SystemRoot%\system32\shell32.dll,-21770 IconResource=%SystemRoot%\system32\imageres.dll,-112 IconFile=%SystemRoot%\system32\shell32.dll IconIndex=-235
再度ユーザーフォルダを開くとこのようになります。反映されない場合は再ログインしてみてください。
「ダウンロード」や「デスクトップ」、「マイ ミュージック」など他のフォルダも同様に英語名にすることができます。
ユーザーフォルダの実態をCドライブ以外のパーティションに移す方法
内蔵HDDを複数のパーティションに分ける方法は色々あります。
参考:Windows パーティション 分割 – Google 検索
僕はLinuxのLiveCD(USB)からGpartedを使いました。
参考:Linuxで遊ぼう♪【マルチブート環境構築】 – 例)USBメモリからPuppyとLubuntuをデュアルブートする方法 | mogi2fruitsどっとねっと
新規作成したパーテイションが、Windows側から見て「Dドライブ」と認識されているとします。
上の例でユーザー名を「test-user01」としてますのでデータ保存用のフォルダを「D:\test-user01_DATA」とします。さらに「Documents(マイ ドキュメント)」の移動先として「D:\test-user01_DATA\Documents」を新規フォルダで作ります。フォルダ名はわかりやすい名前で良いでしょう。
エクスプローラーから「C:\Users\test-user01\Documents」を右クリックします。
「プロパティ」から「場所」をクリックします。
「移動」をクリックすると移動先が選択できます。選択したら下の「適用」、「OK」で終了です。
Cドライブにある「Documents」とDドライブにある「Documents」の内容が同じになれば正常です。Cドライブにあったデータは移動先に移り、その分Cドライブのデータ容量が軽くなります。
以上でCドライブのユーザーフォルダをDドライブなど他のパーティションに移動する設定は終了です。お疲れ様でしたm(_ _)m
上で行った「フォルダオプション」の設定は必要がなければ元に戻しておきましょう。誤ってシステムファイルを変更・削除してしまうと不具合が生じる可能性もあります。