WordPress 統計情報 – Jetpack for WordPress ~アクセス解析はGoogle Analyticsだけじゃない!予備で持ってても損はありませんぞ~
先日いつものようにGoogle Analyticsを見ていると・・・
あれ?なんで?
ちょうどこの直前にWordPressのテーマを「Stinger3」から「Gush」に変更したばかりで、ついでにキャッシュやリビジョンを削除したりしていました。いくらStinger3がSEOに強いからといって変更していきなりこうなるわけがありません。恐らく他の作業も影響してGoogle Analyticsの設定が外れてしまったのでしょう。普段は「All In One SEO Pack」というプラグインでGoogle Analyticsの設定をしています。
ちなみに「Gush」に変更したときの記事はコチラ。
◆Gush – カスタマイズ備忘録〈その一〉 ~シンプルな構造で初心者でもカスタマイズしやすいWordPressテーマ(しかも無料!)~
<余談>
Google Analytics関連のプラグインは他にも「Google Analyticator」を使っています。ダッシュボードにGoogle Analyticsを簡易表示してくれるので便利です。
しかし「All In One SEO Pack」と「Google Analyticator」の両方で設定しちゃうと「直帰率が1%になる」という不具合が出るようです。僕は途中で気づいて「Google Analyticator」の設定を「Disabled」にして事なきを得ました・・・
※「Disabled」にしてもダッシュボードにはちゃんと表示されます。
設定を直す前にまさかと思って確認のために見たのが「WordPress 統計情報」です。同じ日を見てみると・・・
前後のPV数とそれほど変わらず推移しています。
やはりいきなりPV数が激減すると精神衛生上良くありませんね(笑)
Google先生に怒られたのかと思いました。(なにも悪いことはしていないはずですが・・・)
今回はプラグイン「Jetpack for WordPress」を使った「WordPress 統計情報」の紹介をしたいと思います。以下参考になれば幸いです。
準備:WordPress.com の登録
Jetpackを使うためには WordPress.com のアカウントが必要になります。サイトトップの「Get Started」から登録作業に入りましょう。次の画面から「日本語」を選択できます。
必要項目は「メールアドレス」「ユーザー名」「パスワード」「ブログのアドレス」になります。このまま WordPress.com でブログを始めることもできます。僕も昔使っていました。
プラグイン「Jetpack for WordPress」のインストールから設定方法
WordPressの「プラグイン」から「新規追加」、検索で「Jetpack」で出てくるのでインストールして「有効化」します。
有効化したら、ダッシュボード左の項目一覧に「Jetpack」が追加されているはずです。
右上の方にある「WordPress.comと連携」をクリックします。
WordPress.com にログインしていればそのまま連携できます。複数のアカウントを持っていて、他のアカウントと連携したい場合には一度ログアウトしておきましょう。次に「WordPress 統計情報」の設定です。Jetpackの機能一覧画面から「WordPress 統計情報」の「設定」から行います。
設定を済ませたらダッシュボードに「WordPress 統計情報」が表示されているはずです。
ウィジェットの右上の「▼」の左にマウスを持って行くと「設定」があるので、ここから「統計情報表の対象期間(日・週・◯ヶ月)」「人気記事表示の対象期間」「検索キーワード表示の対象期間」を選択することができます。
また、「すべて表示」から(ダッシュボード内の)画面全体で表示させることができます。そこからさらに「WordPress.com で詳細な統計情報が表示できます。」の右にある「表示」をクリックするとWordPress.comの「統計ページ」から確認することができます。
ここまでで設定は終了です。
「WordPress 統計情報」で何が解析できるのか?
「WordPress 統計情報」でどんなデータが見れるのかを紹介します。
次の画面はWordPress.comの統計情報(統計ページ)の画面です。これで概要は分かるかと思います。
PV(表示)数と訪問者
上の画面で一番上にグラフで表示されています。日・週・月毎で表示させることができます。さらに右上にある「概要→」をクリックすると詳細が表示されます。
上の画像では一番PV数がある月・週・日・一日の平均数がハイライトされています。ここで一番PV数があった「3月9日」をクリックしてみます。
このようにその日の詳細を見ることができます。「リファラ(どこから経由してきたのか)」「人気の投稿とページ」「検索キーワード」「クリック数(サイト内でどのリンクがクリックされたか)」が分かります。
「人気の投稿とページ」を見ると、どうやらこの日は「Chromium OS は第3のOSに成り得るか? – インストールから操作・設定方法まとめ」という記事がPV数を稼いでくれたようです。タイトルをクリックするとそのページを見ることができます。
人気の投稿とページ – どのページがPVを稼いでいるのか?
トップ画面の「人気の投稿とページ」の右にある「概要→」をクリックしたトコロ。
デフォルトでは直近7日間のものが表示されていますが、30日・四半期・年・全期間でも見ることができます。
ここでもやはり「Chromium OS は第3のOSに成り得るか? – インストールから操作・設定方法まとめ」が一位ですね。意外にも「ホームページ / アーカイブ(ブログトップ)」もPVを稼いでいます。てことは誰か読者の方が更新を見に来てくれているのかもしれません。ありがたいことですm(_ _)m
ページ毎のPV数
ページタイトルの右にある「虫眼鏡(+)アイコン」をクリックするとそのページだけのPV推移を見ることができます。3月9日に一番PVを稼いだ「Chromium OS の記事」を見てみましょう。
3月8日に711回表示されたのを堺にPV数も落ち着いてきていることが分かります。これは何か他の人気記事を考えなくてはなりませんね(笑)
リファラ – 何処を経由してきたのか?
同じく3月9日の「リファラ」を見てみます。下の画像では「検索エンジン」だけ開いています。
「リンクからの参照によるトップ表示回数」が828回でその内796回が「検索エンジン」経由です。このブログはほぼ検索エンジン経由で成り立っていて、SNSが全く活躍されていないことが分かります(笑)
ま、SNSはそんなに期待していませんが・・・
同じ検索エンジンでもやはりGoogleがそのほとんどを占めていることが分かります。
検索キーワード – 何を調べてきたのか?
同じく3月9日の「検索キーワード」です。
Chromium OS の記事が一位になるだけあって検索キーワードも「Chrome」「OS」「インストール」「ダウンロード」などが並びます。ちなみに「クローム」という単語は記事中で使ってはいませんが、ちゃんと検索対象になっているようですね。Googleさんは頭いいなぁ。
クリック数 – どのリンクがクリックされているのか?
このブログは説明・解説記事が多いのでリンクが多いです。アフィリエイトリンクも表示されています。上ではAmazonのトコだけ開いています。
ここのURLをクリックするとそのページに飛びます。リンク先で購入したかどうかはともかく商品に興味を持ったようです。アフィリエイトをメインにされている方はここからクリック率の高いリンクを調べて今後に活かせるかもしれませんね。
国別表示 – どこの国からのアクセスがあるか?
これは僕には必要ありませんが・・・
Linux関連の記事が多いためか、意外にも海外から見に来てくれる方もいるようです。日本語でごめんね・・・
もしくは海外在住の日本人の方かもしれませんね。
着物など日本文化独特の商品を扱っているショッピングサイトであれば、どの国に人気があるか調べるのにいいかもしれませんね。
あとがき
Google Analyticsならカスタマイズ次第でもっと詳細な情報を得られますが、僕のように不具合が生じた場合や、ちょっと確認したいだけの場合にも十分機能してくれます。記事毎・日毎の解析が標準で見られるのは便利です。設定もカンタンですし。
ここで使用している「Jetpack for WordPress」というプラグインは他にも便利な機能がたくさん用意されているのでこちらも便利ですよ。機能一覧画像を貼っておきますので、気になるものがあればぜひ導入してみて下さい。
※グレー表示されているものは未使用の機能となります。赤で表示されている「有効化」で使用することができます。