DocomoからMNPでBIC SIM(IIJmio)に転入する手順まとめ

公開日:  最終更新日:2014/12/09

IIJmio_SiteTop_BIC-SIM
※画像はIIJmioの公式サイトから

これまでDocomoのFOMA契約で10年以上頑張ってきましたが、機種変するにあたりウチの環境だと新料金プランで割高になってしまうため、IIJmioにMNPすることにしました。

元々自分がFOMA(タイプSS+パケホーダイ)、家内が(タイプXi2年700円+Xiパケ・ホーダイライト)、キッズケータイ(学割・基本使用料0円)の3回線。現在FOMAからXiに変更すると当然新料金プランである「カケ・ホーダイ(2,700円)」になり、「パケあえる」にすると今度は家内の「タイプXi2年(700円)」を「カケ・ホーダイ」に変更しなくてはならなくなる。家内のスマホは月々サポートの途中なのでこれを打ち切らなければならなくなり、結果割高になるという。そもそも基本的に維持費が高いんだけど。

3大キャリアの料金体制はどこも似たり寄ったり。携帯端末を自分で調達できる人ならもう維持費の高いキャリアに依存する必要はないのではないかなと思います。MVNOの中でもIIJmioを選んだ理由は以下の通りです(料金プランは2014年10月現在のもの)。

  • 元々データ通信用SIMを契約していたので使い勝手に慣れている
  • 維持費が安い(音声通話付きで最低1,600円から)
  • 高速・低速を好きなタイミングで変更でき、高速通信に使用できるデータ量を調整できる
  • 低速でも200kbpsならそれほど不便なく使用できる
  • 通話の他にデータ通信用SIMも「ファミリーシェアプラン」でデータ量を共有できる
  • Docomoのネットワークエリアが使えるので田舎でも安心
  • BIC SIMなら公衆無線LAN(Wi2 300)も付いてお得

詳しくは各社公式ホームページをご覧下さい。

IIJmioホームページ
BIC SIM(ビックシム)-ビックカメラ.com
公衆無線LAN Wi2 300、Wi-Fiソリューションを提供 株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス

ドコモショップでMNPの手続きをする以外は全てネット上で手続きができるのですが、IIJmioについてはキャリアのショップのように分からないことがあっても店員さんに聞くことができません。なので自力で調べる必要があります。
(※ビックカメラなら別ですが近所に無いので・・・)

そこで今回はBIC SIMを購入し、DocomoからIIJmioにMNP転入するまでの手順をまとめてみました。DocomoやIIJmioでなくとも基本的な流れはそう変わらないと思います。参考になれば幸いです。

手順1:MNPの準備(ドコモショップ)

DocomoとIIJmioのMNPヘルプページは以下になります。

携帯電話・PHS番号ポータビリティ(MNP)を利用した解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモ
サービス概要 – MNP転入・転出

複数回線を持っている場合、主回線を解約するには直接ドコモショップに行かなければならないようです。「携帯電話・PHS番号ポータビリティ手数料」として2,000円かかります。またその番号で「月々サポート」を受けてる携帯端末があれば、残った端末代はサポート対象外で精算しなければなりません。移行後の料金プランも含めタイミングは検討した方が良いでしょう。

MNP予約申申込書_Docomo

ショップで手続きが終了すると上のような「MNP予約申込書」がもらえます。MNPに必要なのはココに記載されている「MNP予約番号」です。転出先のキャリアと契約するときに必要になります。この番号には2週間の有効期限があります。有効期限が過ぎてしまった場合は再度取得する必要があります。また転出を辞めた場合、もしくは有効期限が切れて再手続きしなかった場合、MNP手数料の2,000円は返還されます。

MNPで転出する番号が複数回線の内の主回線だった場合は、改めて別の番号を主回線にします。

ドコモショップで行う作業は以上です。

手順2:BIC SIM の購入(ビックカメラ.COM)

ビックカメラ.com_BIC-SIM

ビックカメラの実店舗に行ける方は「BIC SIM カウンター」で手続きができます。店員さんと直に話せるので分からない事があっても安心です。今回は「ビックカメラ.com」でネット購入しました。

契約プラン(データのみ・データ+SMS・音声通話パック)によって異なります。今回は「BIC SIM(ビックシム)音声通話パック」を購入しました。ここで購入するのはSIMそのものではなく、契約に必要となる「エントリーコード」が記載された書類(?)です。

ちなみにSIMカードについてはこの辺を参考にして下さい。OCNのサイトですが。 ▼
SIMってなぁに? 月額900円(972円)で始めるSIMフリー端末向け高速モバイルデータ通信! OCN モバイル ONE | NTTコムストア

ビックカメラ.COMでの商品購入から配達までの流れはこちらを参考に ▼
ご注文から商品のお届けまで – ビックカメラ.com 総合案内 –

ウチは茨城ですが注文の翌日に届きました。

手順3:MNP転入の申し込み(IIJmio)

BIC-SIM01
ビックカメラから届いたものがコチラ。

BIC-SIM02
開くとIIJmioの申し込み方法などが記載されています。「エントリーコード」は最後に記載されています。また、別紙で「みおぽん」の操作マニュアルや、公衆無線LANサービス「Wi2 300」の特典案内などが同封されています。

IIJmio_お申し込みの前に
サービス概要 – お申し込みの前に

申し込みはココから行います。ネットでの受付のみです。契約の際に必要なものは以下の通り。

  • MNP予約番号
  • 本人確認書類
  • クレジットカード
  • メールアドレス

新規契約でもMNP転入でも「本人確認書類」が必要となります。画像をアップロードする形で提出します。本人確認方法については以下を参考にして下さい(公式サイト) ▼
サービス概要 – 本人確認について

IIJmioサポートセンターから「本人確認書類画像のご提出について」というメールが届くのでそこに記載されている「本人確認システムへのログイン」というリンクを辿り画像をアップロードします。この「本人確認システムへのログイン」に使うIDとパスワードはメールに記載されているものです。既に契約がある方は、普段IIJmioのログインに使用しているmioID・mioパスワードとは異なりますので注意して下さい。その他にも、MNPの受付、メールアドレスの確認、SIMの準備状況などのメールが届くのでそれぞれ確認・手続きを行います。「ready to start」というメールが届けばSIMが発送されます。申し込みからSIM到着まで1週間から10日程度とのことですが、今回は既に他のSIMを契約しているためか4日で届きました。

申し込みの際にSIMのサイズ(標準・micro・nano)を選択できるので、使用する携帯端末に合わせましょう。今のスマホであれば大体はmicroです。iPhoneならnano。仮にサイズを間違っても後から変更できますが1枚につき2,000円(税抜)の変更手数料がかかります。
SIMカードサイズ変更時の注意事項を教えてください。

保証外・自己責任になりますが「SIMカッター」や「SIMアダプター」を使う方法もあります。

手順4:SIMの交換(スマートフォン)

各端末のマニュアルにしたがって交換して下さい。一応参考記事 ▼

MVNO SIMをAndroid端末で使う手順 | ハウツーIT
iPhoneでの「SIMカード」の取り出し方・入れ方 | iPhone Wave

ウチにはiPhoneが無いので未検証ですが・・・

動画だとこの辺が参考になりますね ▼

あるいは「SIM 交換 端末名」などで検索しましょう。

APNの設定

端末によっては元々設定されているものもありますが、基本的にはIIJmio用に新たにAPNを設定してやる必要があります。設定は以下の通りです。

  • APN:iijmio.jp
  • ユーザー名:mio@iij
  • パスワード:iij
  • 認証タイプ:PAPまたはCHAP

Androidなら「設定 → 無線とネットワーク → その他 → モバイルネットワーク → アクセスポイント名」から。
iPhoneなら「設定 → モバイルデータ通信 → モバイルデータ通信ネットワーク」から、「APN」「ユーザー名」「パスワード」を設定・・・なのかな?(未検証)

AndroidであれiPhoneであれ、IIJmioのSIMを使うにはSIMフリー端末でネットワークが対応しているものか、もしくはDocomoの端末であれば大丈夫でしょう。

ここまででIIJmioで音声通話およびデータ通信の設定は終了です。お疲れ様でしたm(_ _)m

注意点

文章で書くとすんなり終わってますが少し注意点をまとめておきます。

費用

確実にかかる費用は次の2つ。計4,000円

  • MNP手数料:2,000円(Docomo)
  • SIM発行手数料:2,000円(IIJmio)

気をつけなければいけないのが解約のタイミング。所謂2年縛り。開始月(もしくは更新月)から25ヶ月目でなければ違約金がかかります。

  • 違約金:9,500円(Docomo)

他、端末代を月々サポートで払っている場合、未払い分を「サポート対象外」の金額で支払うことになります。これは人によって異なるので直接ドコモショップに聞いた方が良いでしょう。

IIJmio側でかかる費用は申し込んだプラン分。月の途中なら日割り計算となります。ちなみにデータ通信量も日割り計算されているっぽいです。

電話番号が使えない期間

IIJmioに申し込みをしてからしばらくはDocomoのSIMが生きているのでそのまま使えますが、手続きが始まると元のSIMが使えなくなり、かつ新しいSIMが届くまでその電話番号で電話を受けることができません。そのSIM以外に音声通話ができる番号を持っていれば転送設定を、データ通信用SIMならIP電話・LINE・Viber・Googleハングアウトなどで連絡手段を確保しておきましょう。データ通信用SIMでもIP電話なら元の番号から転送先に設定しておけば仕事の電話でも受けることができますね。

IIJmioの転送電話設定 ▼
サービス概要 – 音声オプション

Docomoの転送電話設定 ▼
転送でんわサービス | サービス・機能 | NTTドコモ

SMARTalk(IP電話)▼
スマホの通話料をトコトン安くする | FUSION IP-Phone SMART

今回の場合、元々IIJmioのデータ専用SIMがあったのでSMARTalkで2・3日凌ぎました。低速でもなんとか使えます。いざとなったら高速に切り替えで。念のため古いスマホに元のSIMを挿しておいてDocomoとして生きている内はそちらで受けるようにしておきました。

利用できる端末

IIJmioは元々Docomoのネットワークを使っているので、Docomo端末であれば問題なく使えそうですが、他のキャリアやSIMフリー端末の場合はネットワークが対応しているか確認しなければなりません。

Docomo関連サービス

Docomoを解約してしまうので当然ドコモメールは使えなくなります。そのアドレスを利用したWEBサービスなどあればメールアドレスの変更しておきましょう。

DocomoIDは他社でも使えますが、元のIDは使えなくなりますので関連したサービスがあれば新規IDを取得して登録しましょう。

おサイフケータイは初回起動時にDocomo回線(SPモード)に繋げなければ設定できません。設定済みであっても端末を初期化したりすると設定ができなくなります。ドコモショップに行けばなんとかしてくれるそうですが・・・(未検証)

Wi2 300 の申し込み

IIJmioで手続きが終了してもすぐには申し込みできません。SIM到着後1週間ほど待たなければならないそうです。登録はこちらから ▼

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あとがき

注意点はこれくらいでしょうか? やはりネットでの申し込みしかないので、キャリアのショップみたいに即SIM発行といかないトコロが難点と言えば難点でしょうか。が、これで「2年縛り」や「高い維持費」ともオサラバすることができました。

それでは良いスマホライフを♪

[milliard]
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