CloudReady(Chromium OS)にVirtualBoxをインストールしてAndroidを起動する話
久しぶりにCloudReadyをインストールしたらVirtualBoxがインストールできるようになっていたので、試しにAndroid-x86をインストールしてみたよって話。
ただ結論から言っちゃうと使い勝手は悪いです。
それでも試してみたい方の参考になれば幸いです。
CloudReadyのインストール方法
CloudReadyのインストール方法については過去記事を参考にして下さい ↓
【参考】CloudReadyならChromiumOSとUbuntuのデュアルブートも簡単だったって話 | mogi2fruitsどっとねっと【公式】Neverware
ちなみに内蔵ストレージにインストールする際、他の外部ストレージを接続したままだと、勝手にそっちにインストールしようとするので要注意です。
データはすべて消去された挙げ句、パーティションも滅茶苦茶にされます。
VirtualBoxのインストール方法
デスクトップ画面左下のランチャー(○マーク)をクリックすると「VirtualBox」があるのでそれをクリックして起動します。
インストールするかどうか聞いてくるので「INSTALL」をクリック。
インストールが終了したらそのまま「LAUNCH」をクリックするか、後でランチャーから「VirtualBox」をクリックすれば起動します。
新規仮想マシン作成の注意点
ISOファイルの保存場所
VirtualBoxの一般的な使い方は他のサイトに任せますが、CloudReay上での注意点は、ISOファイルの場所についてです。
上の画面は仮想光学ドライブにISOファイルを指定するところですが、ファイルを選択する際に「ダウンロード」フォルダを指定できません。
なので今回は外部ストレージを経由しました。パスは「/media/removable/USB Drive/」となっていました。
64bit仮想マシンが起動しない場合の対処(筆者の場合)
Android-x86の64bit版を起動しようとしたところ、上の画像のようなエラーが出てしまいました。
エラーメッセージ:VT-x is disabled in the BIOS for all CPU modes (VERR_VMX_MSR_ALL_VMX_DISABLED).
※ VT-xはすべてのCPUモード(VERR_VMX_MSR_ALL_VMX_DISABLED)のBIOSで無効になっています。(Google翻訳)
BIOSの設定画面から「Virtualization Technology」を「disable」から「enable」に変更に変更することで解決しました。PCによって名称が異なるかもしれませんので、それらしい設定を探して下さい。
Android-x86のインストール
Android-x86のインストールについては過去記事にありますので参考までに ↓
【参考】PC(仮想マシン)にAndroid-x86をインストールしてKindleも読めるぞ!って話 【インストール・設定方法まとめ】 | mogi2fruitsどっとねっとパーティションの作成
今回試したAndroid-x86のインストーラーではパーティションの作成がうまくいかないので、先に別のOSをライブ起動して、予めパーティションを作っておきました。
上の画像はPuppyLinuxをライブ起動して、GParted(パーティション編集アプリ)からパーティションの設定をしているところです。
ファイルシステムを「ext4」、ラベルを「Android-x86」としました。
インストール手順
パーティションを作成したら一旦仮想マシンの電源をOFFして、今度は光学ドライブにAndorid-x86のISOファイルをセットし、再度起動します。
Android-x86のインストーラーを起動したら「Choose Partition」の項目で、予め作成しておいたパーティション(ここではsda1)を選択します。
次の「Choose filesystem」では「Do not re-format」を選択。
「Confirm」でGRUB(ブートローダー)をインストール(<Yes>を選択)。
「Question」ではAndroidのシステムディレクトリを読み書きできるように<Yes>を選択(任意)。
「Congratulations!」でインストールが終了したら「Run Android-x86」を選択するとAndroidが起動します。
電源をOFFにした場合なら、光学ドライブを空にしてから再起動し、GRUBのブートメニューで一番上の項目を選択することでAndroidが起動します。
VirtualBox上のAndroid-x86の使用感
今回使用したAndroid-x86のバージョンは「android-x86_64-8.1-r1」になります。
ダウンロード:Download – Android-x86 – Porting Android to x86PC(ホストマシン)の性能のせいか、全体的にもっさりしています。操作している最中にいちいち引っかかる感じですね。
VirtualBoxの設定も弄ってみましたが変わらず。
性能を見ようとして CPU-Z と AnTuTu をインストールしましたが、どちらも途中でアプリが落ちました。
正規のChromebookならAndroidアプリを使えるものもあるので、同じようなことを期待しましたが残念です。一応動きますよってことで、、、