Windows7(32bit) を Windows10(64bit) にして4GB以上のメモリをフルに使えるようにする話(もちろん無料で)
先にやり方だけ書いておきます。なお無料なのは無償アップグレード期間中に限ります(2015年7月29日から1年間)。
① Win7(32bit)をWin10(32bit)にアップグレードする
② Win10(32bit)がライセンス認証されているのを確認する
③ Win10(64bit)をクリーンインストールする
以上です。
今回使用したPCは「dynabook EX/55LBL PAEX55LLTBL(メーカーサイト)」となります。
Model:dynabook EX/55LBL(2010年発売)
OS:Windows7 Home (32bit)
CPU:Intel Core i 3-330Mプロセッサー 2.13GHz
Memory:2GB*2
Storage:500GB(5400rpm、Serial ATA対応)
このPCは過去記事でも活躍してくれましたが、現在では家族共有、主に子供用に使用しています。ほぼMinecraft専用機ですけど・・・
64bit にする理由
古い情報もありますが、参考サイトをいくつか挙げておきます。
・Windowsの64bitと32bitで何が違うの?どっちを買えば良いの?
・第10回 Windowsの32bit/64bitの違い – 道すがら講堂
・32 ビットと 64 ビットの Windows: よく寄せられる質問 – Windows ヘルプ
・ASCII.jp:32bit vs 64bit Windows 7を入れるならどっちだ? (1/4)|買う前に知っておきたいWindows 7のアレコレ特集
理由は色々ありますが、今回の主目的は「4GB以上のメモリを認識させるため」です。
Win7→Win10へのアップグレード方法と事前のバックアップ
過去記事にまとめまてありますのでご覧下さい。
Win10をクリーンインストールする方法
これも過去記事にて。クリックすると該当箇所へ飛びます。
結果報告
Win7の「システム」を確認すると、メモリ4GBは認識されていますが、使用できるのは2.93GBまでとなっといます。
Win10にアップグレード後の「システム」。まだ32bitなのでやはり使用できるメモリは2.93GBまでです。
64bit、Win10をクリーンインストール後の「システム」。3.8GBが使用可能となりました。めでたしめでたし♪
※クリーンインストールすると「製造元」が消えるんですね・・・
補足:32bit から 64bit へ直接アップグレードすることはできません
これは実験の結果です。
「Windows 10 のダウンロード」で入手したツールを、32bitのPC上で直接起動すると、自動的に32bitのWin10にアップグレードされます。選択の余地はありません。
上の画像のように作成したインストールメディアから起動して「Windows 10 Setup (64-bit) 」を選択しても、途中でエラーが出てしまい再起動することとなります。
32bitのWin10のライセンス認証ができていれば、64bitをクリーンインストールしてもライセンス認証は通ります。
多少面倒ではありますが、無料に拘るのであればこうする以外方法はなさそうですね。