EveryPad Pro(by YAMADA) を買ったのでレビューとか初期設定やら注意点やらの備忘録
【2015年9月11日追記】
追加記事書きました ↓ Windows10のアップグレードも問題なしです♪
公式サイト:EveryPad Pro| 毎日使える、どこでも使える、簡単に使える。
外出先でちょっと仕事で使えそうなWindowsタブレットを探していたので、近所のヤマダ電機で購入。特徴としては以下の通り。
・Office Home and Business 2013(日本語版)搭載
・業界初!高速LTE対応マイクロSIMスロット搭載
・バッテリーのみで最大10時間の長時間駆動を実現
スペックはこちらをご覧下さい。
・EveryPad Pro [Spec]| 毎日使える、どこでも使える、簡単に使える。
選んだ基準としては、
・Windowsで「Microsoft Office」が使えること
・バッテリーの持ちが良い
・携帯性が良い
・できればスマホやモバイルWi-Fiルーター無しで通信できるといいなぁ
などが挙げられますが、まぁWindowsタブレットだとどれも一長一短ですね。操作性をとれば画面の大きさは大きい方が良いし、そうなるとバッテリーが心配になったり携帯性が悪くなったり。セカンドPCと割り切ればスペック的には割り切れます。
「EveryPad Pro」ならではの利点としてはやはりLTE対応のSIMスロットを搭載しているトコロですね。IIJmioのファミリープランでSIMは持っているので活かすことができました。(参考↓)
一通り使える設定はできたので、その備忘録と使用感をまとめておきたいと思います。
注意点など
日本語の取扱説明書が無い!
[PDF]EveryPad Pro 取扱説明書(PDF形式) – ヤマダ電機
「さぁて、説明書見ながらセットアップするかぁ」なんて思ってたらなんと日本語のマニュアルがありません。上記サイト(PDF)で確認して下さい。なんで付いてないんですか?
Officeのライセンス認証する前にアカウントを確かめましょう!
これは「EveryPad Pro」というより「Microsoft Office」の問題(?)なんですが・・・
付属のプロダクトキーカードに記載されているキーでOfficeが使えるようになるのですが、使用権は”今”サインインしているアカウントに紐付けされます。従って普段使わないアカウントだったり、そのPC固有のローカルアカウントでサインインしていると、本命のアカウントで使えません。
PC起動時にネット接続が不安定でとりあえずローカルアカウントでサインインしたのですが、これで失敗しました・・・
仕方がないので一旦PCを初期化(工場出荷状態に戻す)を行い、再度メインアカウントでサインイン。無事使えるようになりました。ちなみにOfficeをアンインストールした場合でもMicrosoftのサイトからダウンロードできます(要プロダクトキー)。
公式:Office
ちなみに初期化の方法はコチラ(↓)を参考にして下さい。
参考:121ware.com > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 015736
「PC設定 → 保守と管理 → 回復 → すべてを削除してWindowsを再インストールする」です。
日本語キーボードとして認識してくれない!
タブレットとは言え、外付けキーボードがあったほうが当然仕事は捗ります。
手元にこんなもの(↑)があったので流用。元々Android用に買ったものですがWindowsでも使えます。
で、キーボードはこれ(↑)。繋げばすんなり認識してくれるのですが、なぜか日本語配列として使えません。解決方法はMicrosoftのヘルプページにありました。
参考:Windows 8 でキーボードが英語配列キーボードとして認識される
「方法1」と「方法2」があるのですが、1では解決できないので、2で解決します。「レジストリエディター」を使うことになるのですが、解説通りやれば大丈夫でしょう。デフォルトのままで良い箇所と、変更が必要な箇所があります。
これ以降は他のキーボードもきちんと日本語配列で使用することができました。
充電しながらUSB機器(マウスやキーボードなど)は使えない?
【2015年9月11日追記】
使えるようになりました(∩´∀`)∩ワーイ
下記は当時のままです ↓
この「EveryPad Pro」は充電にMicroUSBポートを使用するのですが、これ一個しかありません。「USBハブ」で複数のUSB機器も使うことはできますが、充電は諦めざるを得ません。バスパワー付きのもありますが、あくまでも接続したUSB機器への給電のみです。
コレ(↑)はスマホやタブレットに給電しながらUSB機器を使ったりHDMIケーブルを繋いだりするものですが、これもダメでした。そもそもコレ自体認識してくれません・・・
出先で使うなら家で十分充電してから持っていきましょう。
Bluetooth接続のモノがあれば充電しながらでも使用できるので、それも手かもしれません。
・キーボード:Amazon.co.jp: Bluetooth – キーボード / キーボード・マウス・入力機器: パソコン・周辺機器
・マウス:Amazon.co.jp: Bluetooth – キーボード / キーボード・マウス・入力機器: パソコン・周辺機器
初期設定
テキストサイズを変更する
まぁWindows8以降タブレットでの使用を意識しているとは言え、Androidに慣れちゃうとやっぱり使いにくいです。文字が見難いのと、ウィンドウの右上にある「×」ボタンはタップしにくいですね。ウィンドウタイトルの文字を大きくするとボタンも大きくなり、多少はタップしやすくなります。
「コントロールパネル → デスクトップのカスタマイズ → ディスプレイ」から変更しましょう。
SIMカードの設定(IIJmio)
マニュアルにも書かれていますが、「チャーム(もしくはデスクトップのタスクバー) → アンテナボタン → JP DOCOMO(LTE) → カスタム」で、APNなどの設定をしてやります。IIJmioの場合だと以下の様になります。
・APN → iijmio.jp
・ユーザー名 → mio@iij
・パスワード → iij
・認証タイプ → PAPまたはCHAP
認証タイプはAndroidでの設定とは異なり、PAPかCHAPのどちらかを選択することになります。
PC起動時にデスクトップを表示
Windows8以降の「スタート画面」に慣れないので、起動時に「デスクトップ」を表示させます。
「タスクバーを右クリック → プロパティ → タスクバーとナビゲーションのプロパティ → ナビゲーション → スタート画面」から「サインイン時または画面上の~」をチェックします。
Windows Update – 更新多数!
「コントロールパネル → システムとセキュリティ → Windows Update」から。
この記事を書いている時点で発売から半年ほど経ちますが、既にアップデートが100以上あります。充電しながら気長に待ちましょう・・・
システムの復元ポイントを作成
参考:121ware.com > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 013900
「コントロールパネル → システム → システムの保護 → 作成」から。
一通り設定を終えたら「復元ポイント」を作成しておきましょう。何か不具合が起きてからでは遅いので。
インストールしたフリーソフト
「ストア」からはインストールしません。ストアアプリはまだ数も少なく、使い勝手も良いとは言えません。とりあえず以下のソフトをネットからダウンロードしました。
ユーティリティ
7zip
圧縮・解凍ソフト。何はなくともコレが無ければ他のソフトもインストールできない場合がありますし。
Classic Shell
DL:Classic Shell – Start menu and other Windows enhancements
Windows7のような「スタート」メニューを使えるようにしてくれます。「スタート画面」はやっぱり使いにくいです。Windows10では改善されるようですが。
empty.exe(メモリ解放)
DL:Download Windows Server 2003 Resource Kit Tools from Official Microsoft Download Center
参考:Windows7で使える!! 高速・安全・軽量なメモリー解放ソフトが凄い【empty.exe】
参考:最強安全メモリ開放ソフト – マイクロソフト(empty.exe)
今のトコロ快適に使えてますが、やはりメモリ解放ソフトがあると安心です。正確にはソフトではないですが、上記サイトを参考に作成・設定しましょう。
CCleaner
不要なファイルやレジストリをお掃除してくれるシステムクリーナー。「EveryPad Pro」はただでさえ容量少ないですからね(といっても64GBはある)。
Clover(エクスプローラ拡張)
DL:Cloverの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
DL:Clover Brings Chrome-Style Tabs to Windows Explorer. | 易捷科技 EJIE Technology
ファイルエクスプローラをChrome風にしてくれる。タブの切り替えやブックマークは使いやすいですね。
Clibor
DL:Clibor – 窓の杜ライブラリ
DL:Cliborの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
コピペ支援。クリップボード履歴や定型文の管理。できればソフトキーボードでの入力は避けたいですし。
SnapCrab
DL:SnapCrab for Windows – マウスひとつで、即キャプチャ。
画面キャプチャソフト。Windows標準でも「Snippinng Tool」がありますが、コレならセルフタイマー機能も使えます。
PDF reDirect & CubePDF
DL:EXP Systems LLC – Home of PDF reDirect Freeware, PDF reDirect Professional and Meeting Timer
DL:無料PDF作成・変換フリーソフト CubePDF – CubeSoft
共にPDFが作成できる仮想プリンター。CubePDFならJPG変換もできます。
DAEMON Tools Lite
DL:DAEMON Tools Lite 5: 弊社最高の無料イメージングソフトウェア – DAEMON-Tools.cc – DAEMON-Tools.cc
仮想ドライブ作成ソフト。CD/DVDドライブが無くてもイメージファイルからマウントできます。一見有料に見えますが、個人使用であれば無料で使えます。
ホントは「Alcohol 52%(公式:CD and DVD Burning Software – Alcohol Soft copy and virtual drive software Alcohol 120 and 52% Free Edition)」の方が使い慣れているのですが、上手くインストールできなかったので。
EaseUS Partition Master Free
DL:無料のディスク/パーティション管理ソフト – EaseUS Partition Master Free 10.5
Windowsでは基本的に「FAT」や「NTFS」のファイルシステムしか扱えませんが、AndroidやLinuxで使われるような「EXT」も扱うことができます。
EaseUS Todo Backup Free
DL:機能完璧な無料データバックアップソフト – EaseUS Todo Backup Free 8.2
OSを丸ごとバックアップできます。他機能多数。バックアップ容量が大きいので外部メディアに書き込んでおきましょう。過去記事でも取り上げています(↓)
ブラウザ
Opera
DL:Opera ブラウザ – 高速で安全なブラウザ – 無料でダウンロード
ブラウザは最近コレをメインにしました。拡張機能などは過去記事にて。
Chrome
DL:Chrome ブラウザ
「Chrome リモートデスクトップ」を使いたかったので。自宅で「EveryPad Pro」の設定をしたい時には、上述の様にUSB接続のマウスやキーボードを使いながら充電はできません。母艦PCからリモート接続すれば充電しながらでも操作ができます。
マルチメディア
Foxit J-Reader
軽量PDFリーダー。Office風のUIで使いやすい。タブで複数のPDFも見れるので便利です。
GIMP
DL:GIMP – The GNU Image Manipulation Program
高機能画像編集ソフト。「EveryPad Pro」はメモリ2Gしかないですが普通に使えますね。
VLC
DL:VideoLAN – オープンソースのビデオフレームワークであるVLCメディアプレイヤーの公式ホームページ
マルチメディアプレイヤー。動画も音楽もコレで十分。
Kindle for PC
DL:Amazon.co.jp: Kindle for PC
言わずと知れた電子書籍リーダ。仕事用とは言え読書くらいしたい。このサイズと重量なら片手で持っても読みやすい。
ま、「Kindle Paperwhite」も持ってんだけどね。
使用感・まとめ
当初の目的である「ちょっと出先で仕事(Office)する」には十分です。フル充電でWi-Fi接続しながらExcelを1~2時間使ってみましたが、バッテリーも80%切るくらいなら十分でしょう。ただやはり画面が小さいので長時間作業には向いていません。だんだん体が前かがみになって姿勢が悪くなります・・・
メモリが2GBと少なめなトコロが心配でしたが、アプリを2~3個起動するくらいであればフリーズすることもありませんでした。
SIMスロットが付いているので別途モバイルルーターは必要ありませんし、マウスとキーボードも一体型のモノ(↓)を購入したので持ち運ぶもの自体は減らすことができました。
コンパクトとは言えませんが、操作性は快適です。元々この機種は「Dell Venue 8 Pro」がベースとなっているのでアクセサリー類は探せば結構ありますね(↓)。
Amazon.co.jp:Dell Venue 8 Pro 関連商品
Windowsタブレットは価格も安くなってきていますし、自分が何を優先するかで対象も変わってくるかと思います。この機種で言えば「携帯性」「バッテリー」「SIMカードスロット搭載(LTE対応)」の3つです(ヤマダ電機の「2年保証」ってのもあったか)。これらの優先順位が高ければ「買い」だと思います。
参考になれば幸いですm(_ _)m