BitTorrent Sync を Ubuntu にインストールする方法
公式サイトはコチラ。
BitTorrent Sync は、クラウドを経由せずP2Pでファイルを同期できるソフト。
つまりPCのハードディスク容量が許す限りは、容量無制限である。
Windows・Mac・Linux・Android・iOSに対応。
クラウドに上げることに比べればセキュリティも安心だろう。
何よりマルチププラットフォームなのが良い。
Windows の方はコチラ(↓)の記事が参考になる。
BitTorrent Syncの使い方・設定方法 |enjoypclife
「読み書き可」で同期した場合は、同期中の端末の一つでファイルを消すと、他の端末のファイルも消えてしまうのでそこだけ注意しよう。
公式ホームページの説明によると、
Manage your sync folders at any time via the application interface on Windows and Mac, Linux (WebUI and config file), or mobile.
とある。
なるほど、Linux版はネイティブアプリではないらしい。
Ubuntuではうまくいかなかったので、コチラを参考にした。
UbuntuHandbook | Tag Archive | install bittorrent sync in ubuntu
◆ターミナルからレポジトリの追加
sudo add-apt-repository ppa:tuxpoldo/btsync
◆インストール
sudo apt-get update; sudo apt-get install btsync
レポジトリを追加した後なら、Synapticパッケージマネージャー からでもインストールできる。
「btsync」を検索すると出てくる、
・btsync
・btsync-usr
をインストール。
インストール中に設定を色々聞かれる。そのまま「YES」。
ユーザー名とパスワードは後からでも変更できる。
アプリ名は「BitTorrent Sync Management」。
カテゴリはインターネット。
起動するとブラウザが立ち上がるので、設定したユーザー名とパスワードでログイン。
「Add Folder」から同期元フォルダ(Ubuntu内)を追加できる。
「Preferences」からは各種設定を変更できる。
Windowsアプリなら同期先・同期元フォルダを設定できるが、Ubuntuだと同期先フォルダが設定できない(?)。
Windowsと同期する場合は先にUbuntu側の同期元フォルダを設定してからの方が良さそう。
同期フォルダの設定が終わるとこのような画面になる。
Windows と Android に同期した。
この画面では Windows との同期が終了し、 P-06D(Android) と同期中。
同期元フォルダを設定後、「Select/QR」から
「Secret Key」を取得。
その下の歯車アイコンからフォルダの設定や、アクセス権限付きの「Secret Key」も取得できる。
・Full access = 読み書き。
・Read only = 読み取りのみ。
・One-time = 24時間限定Key。読み書き か 読み取りのみ かも選べる。
Mobileとの同期の場合、アプリが既にあれば、QRコードを読み取ることでも取得できる。
普段クラウドストレージは SkyDrive、SugarSync、Pogoplug を利用しているのだが、これらのサービスは公式に Linux に対応していない。
※ 手元の環境では Wine で SugarSync は利用できた。
Android でも自動同期できてかつ、同期フォルダをSDカード内の任意フォルダを選ぶアプリは無い。
現時点で全てに対応しているのは BitTorrent Sync だけではないだろうか? 貴重なサービスである。
ネイティブアプリを出してくれればなお助かるのだが・・・