格安SIM – IIJmio mio高速モバイル/D を試す

公開日:  最終更新日:2014/12/09

【2014年12月9日追記】
DocomoからMNPでIIJmioに転入する手順をまとめました。

以下の記事は公開当時のままとなります ▼


IIJmio_高速モバイル/D
高速通信を低額で利用できる MVNO は今や数多くあるが、今回は IIJmio の mio高速モバイル/D(月額945円) を試してみた。
500MB/月 のLTE高速通信バンドル。速度公称値で下り最大112.5Mbps、上り最大37.5Mbps
高速通信OFF、または制限を超えた場合は上下とも最大200kbps。

既に解約してしまったが、これまでは b-mobile の通称イオンSIM(月額980円、通信速度:上下128kbps)を使っていた。(数値未検証)
普通にネットブラウジング程度であれば良いのだが、やはり低速ゆえの不便が多々あった。
今回の IIJmio への変更により、b-mobile で感じていた不便のほとんどを解決できた。
以下はAndroidスマホ・タブレットで使用したときの、通信速度や Googleマップなどのアプリ使用の検証結果である。

通信速度

通信速度テストアプリを使用して、5回計測した平均値。場所は自宅(茨城県のとある山中)。

3G使用時 → 下り:0.44Mbps 上り:0.136Mbps
LTE使用時 → 下り:2.054Mbps 上り:0.328Mbps

比較用にDocomoの3Gでもテスト。公称値は受信最大14Mbps。
下り:2.142Mbps 上り:0.322Mbps

公称値の200kbpsを上回る結果に。これは嬉しい誤算。
Docomo3Gと変わらないところを見ると、我が家ではLTEの恩恵は受けられなそうである。

IP電話

格安SIMで一番やりたかった事はコレである。月額1,000以下で通話もできたら万々歳である。
Skype、LINE、SMARTalk for Android の3つのアプリにて検証。
SMARTalk for Android は FUSION IP-Phone SMART(月額無料)のサービスを利用したIP電話アプリである。

いずれも発着信、通話ともに可能。
上りの速度が遅いため、IIJmio 側からの音声は1〜2秒遅れるが会話に問題はないだろう。
意外にも老舗の Skype が若干途切れ気味であった。
LINE、SMARTalk は同程度の品質。

Googleマップ・ナビ

b-mobile の時もナビは使用できたので、こちらも問題なし。
さすがに地図の読み込みには時間がかかるが、経路を決めてからナビを開始すれば問題なし。
経路から外れたときの再検索も1〜2秒で完了。
時速60km程度だと、案内が若干遅れる。例えば「500m先右折です」と言われたときには、既にその地点にいるなど。
事前の案内を確認しておけば大きな問題ではない。

Youtube

b-mobile ではほぼ見ることができなかったが、コチラは可能。
数分程度の動画は問題ないが、10分、20分の動画になるとリロードが頻繁に起きる。
確認程度に考えておいた方がいいだろう。

まとめ

私的にはかなり満足。元の b-mobile より安い上、速度も価格の割りには十分満足できるレベルである。
IP電話が問題なく使えるところが、やはり最大の利点だと思う。
高速通信が一定容量でバンドルされているのは他社MVNOでもあるけれど、サービスによっては月初から強制的に高速通信になってしまうものもある。つまり”いつ”高速通信を使うかが選べない。
その点 IIJmio はいつでも専用アプリから ON/OFF が切り替えられる上、 有料で容量を追加することもできる。さらに使いきらなかった分は翌月以降にずっと持ち越すことができる。この点は他社に比べてかなり優位である。
そうでなくても、低速でも必要なことは十分できるのだ。
強いて言えば後から音声対応SIMに変更できない点だが(b-mobile だとプラン変更可)、IP電話が使える以上その必要も無いだろう。
格安SIMは各社サービスを向上させているので、他社が優位になる可能性もあるが、その時はその時でサービスを停止すれば良いだけのことである。
現況であれば IIJmio が最有力と言ってもよいのではないだろうか。

[milliard]
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