新・PC(VirtualBox)にインストールしたAndroid-x86でKindleを読む方法 ~ログインできない原因と対処~
【2015年1月22日追記】
Kindle for PC が日本語にも対応しましたヽ(=´▽`=)ノ
で、Windows版アプリをUbuntuで動かしてみる記事がこちら ▼
以下の記事は当時のままとなります。ご参考までに。
この度ついに、VirtualBox上のAndroid-x86にてKindleを読むことに成功したのでご報告したいと思います!! 嬉しいのは僕だけじゃないはず(?)
原因:なんで読めなくなっちゃったの?
過去記事でも書きましたがKindleアプリの更新により、Genymotion、BlueStacks、及びVirtualBoxやVMwareなどの仮想マシンにインストールしたAndroid-x86上でKindleが読めなくなりました。
参考:PCでKindkleシリーズ | mogi2fruitsどっとねっと
で、その原因は何かと言うとKindleアプリが「Wi-Fiまたはモバイルネットワークの接続」でしか接続できない仕様になったからです。通常仮想マシン上にインストールされたゲストOSは、ホストOSで接続されたネットワークを、有線接続扱いで利用しています。これが原因でKindleが使えなくなっていたのです。アプリこそインストールできますが下の画像のようにログインができません。
Wi-FiをONにしようとしても、仮想マシン上のAndroid-x86は無線LANアダプタを持っていないため、Wi-Fi接続ができないのです。
対策:USB無線LANアダプタをAndroid-x86で使えるようにする
対策としてUSB無線LANアダプタによる無線LAN接続を試しました。使用したものはこちらです ▼
こいつは Chromium OS のときも活躍してくれました。1,000円もしないですし、親機にもなってPC自体をホットスポットにもできるスグレモノです♪
準備
“物”としては上述のUSB無線LANアダプタだけです。VirtualBoxのインストール、Android-X86のイメージファイルの入手とVirtualBoxへのインストール方法は過去記事をご覧下さい。なお今回のAndroid-x86のバージョンは「Android-x86 4.4-RC2」を使用しています。ダウンロードサイトにある「android-x86-4.4-RC2.iso」がそれです。
参考:【追記アリ】PC(仮想マシン)にAndroid-x86をインストールしてKindleも読めるぞ!って話 【インストール・設定方法まとめ】
VirtualBox の設定
ここではAndorid-x86をインストールした仮想マシン名を「Android-x86-4.4-RC2」としました。設定概要は上の画像をご覧ください。大事なのは設定の中の「USB」と「ネットワーク」の項目です。
「USB」の設定
WLI-UC-GNMをUSBポートに挿しWindowsが認識している状態であれば、上の画像のように設定できると思います。VirtualBox上では「Ralink 802.11 n WLAN [0101]」という名前で認識されています。
「ネットワーク」の設定
アダプター1の「NAT」は通常ゲストOSがネットに有線で接続できる設定となっています。今回のような件でなければ通常これでネットに繋がります。今回は使用しないので下の「ケーブル接続」のチェックは外しています。こうするとデフォルトで非接続となります。
大事なのはアダプター2です。「ネットワークアダプタを有効化」にチェック。「割り当て」を「ブリッジアダプタ」に。「名前」を該当のものに(ここではWLI-UC-GNM)。「ケーブル接続」にチェック。他はデフォルトのままで大丈夫です。
Android-x86 起動時の”おまじない”
なぜ “おまじない” をしなければならないのかは原因不明で分かりません。こうすると上手くいったということです。こちらの記事を参考にさせていただきました ▼
参考:JAWBONE UP24買ったらスマホが非対応だったのでAndroid-x86で同期してみた | 羽根帽子の太公望
リンク頂きありがとうございますm(_ _)m
WLI-UC-GNM を挿してWindows(ホストOS)が認識している状態で Android-x86 を起動します。認識されていないと下の画像のようになり起動できません。
ブートローダーの画面になったら「↑↓キー」を押します。ほっとくと Android-x86 が起動してしまうのでこれを防ぎます。ここでいったん WLI-UC-GNM を抜き、再度刺します。 これが”おまじない”です。再三言いますが理由は分かりません。ここで「USBデバイス」と「ネットワーク」を確認します。
▼ 「USBデバイス」の確認 ▼
該当のものにチェックがあればOKです。
▼ 「ネットワーク」の確認 ▼
アイコンが小さくて分かりにくいですが、アダプター1が非接続、アダプター2が接続となっています。この状態で Android-x86 を起動します。「設定 → 無線とネットワーク → Wi-Fi」と進むと・・・
こうなります。一応補足しておくと、ここまで来るまでに色々弄っています。何が作用しているかは分かりません。やったことは、
- 初めはアダプター1(NAT)接続でGoogleアカウントの設定を済ませた
- 併せて Google Play を使えるようにしていた
- 始め接続先が出てこなかったので手動でSSIDやパスワードを入力した(失敗)
- Android-x86 起動時の条件を色々変えて起動してみた
などです。ご参考までに。
Kindle のインストール・起動・ログイン
Google Play から普通にインストールして、普通に起動して、普通にログインするだけです。
「5th Android Device」となっています。PCのブラウザからこの端末に配信してみます。
全く問題ありません。有線接続だとこれもできませんでした。
あとがき
Amazon が新たな”意地悪”をしてこないことを祈ります・・・(。-人-。)