低スペックPCの再活用にAndroidどうでしょう?【その3:必須アプリ導入・日本語環境構築編】

公開日:  最終更新日:2014/04/08

android向けGoogleアプリ

(画像はここから)

前回までの記事、低スペックPCの再活用にAndroidどうでしょう?【その1:インストール編】【その2:マルチブート環境構築編】の続きです。使用環境などは【その1】で確認して下さい。

こんな書籍も出ていますが言われるまでもありません。
そもそもAndroid-x86は普通のスマホやタブレットとは勝手が異なります。

今回はキーボード配列やフォントなど日本語環境の構築方法、使い勝手を良くするための必須アプリの紹介をしていきます。

Android-x86の起動・初期設定

Googleアカウント・ネットワークの設定

「android」のロゴが出てしばらくすると、「Welcome」の画面になります。(画像は仮想マシンのものです)
Android-x86_4.0_起動
日本語を選択して開始。日付と時刻の設定をします。

Googleアカウントのログイン画面。
Android-x86_4.0_ログイン
ログインしなくても使えますが、普段使い慣れているスマホやタブレットと連携したければ既存のアカウントでログインして下さい。
ログインしようとすると次にネットワークの接続画面になります。

Android-x86がPC内蔵の無線LANを認識してくれれば良いのですが、「Aspire One 533 AO533-KK11」では認識してくれませんでした。
以前ChromiumOSを試したときと同様、USB無線LANアダプター(BUFFALO WLI-UC-GNM)を使用しました。
こういうヤツです↓

BUFFALO 無線LAN子機 コンパクトモデル 11n技術・11g/b対応 WLI-UC-GNM
by カエレバ

1,000円もしないので持ってて損はありません。

認識しない場合は WifiをOFF → USB無線LANアダプターを付け直し → 再度WifiをON で認識するはず。
ちなみにAndroid-x86は標準で有線LANが使えません。
こんなものもありますが・・・ → android-x86-4.0-eth0-generic_x86-20120516.iso

ちなみに初期状態ではキーボードが英語配列なので「@」が打ちにくいと思いますが「Shift+2」で打てます。
もしくは@の前まで入力し「Tab」を押せば自動的に「gmail.com」が入力されます。

必須アプリのインストール

Googleの「Playストア」があるのでそこから。ますはコレから↓

Google 日本語入力
標準のままだとキーボードが英語配列&日本語入力ができません。このアプリの設定で日本語配列キーボードにすることができます。

Root Explorer(他、ES ファイルエクスプローラーなどroot権限が使えるファイラー)
/ (ルートディレクトリ)” を ” 読み書き可でリマウント ” するために必要となります。後で日本語フォントを入れるためです。
「Root Explorer」も「ES ファイルエクスプローラー」もテキスト編集機能があるので便利です。

最高のローテーション制御ライセンス版(有料)
画面を強制的に回転・固定させるために必要です。ノートPCには傾きセンサーが無いので。
こうなると悲劇です↓
Playストア_縦向き
この状態だとマウスを上に動かしたときにカーソルが左に行きますね。PCを横にすればいいですが・・・
アプリによっては強制的に縦向きになったりするので予め ” 常に横向き ” に設定しておきましょう。

その他あると便利なアプリ。

AirDroid
Android端末をPCのブラウザ上から管理できるアプリ。
クラウドストレージでもできますが、ファイルのやりとりが直接できるので便利です。

Titanium Backup ★ rootPRO Key(有料) (要root)
アプリのバックアップや削除ができます。プリインストールされたアプリの削除も可能。

スクリーンキャプチャ Screenshot Free (要root)
スクリーンショットを撮るためのアプリ。
ちなみにAndroid-x86_4.3では「PrtSc」キーで撮れます。

Market Enabler (要root)
キャリアを偽造するためのアプリです。コレはPlayストアではなくサイトからダウンロードして下さい。
標準だと検索しても出てこないアプリがありますので・・・ 使い方は割愛します。

日本語環境設定

キーボード配列・キーレイアウトの設定

キーボードの配列やキーレイアウトを変更したい場合は設定ファイルを編集する必要があります。

Android4.1以降なら「日本語106/109キーボードレイアウト」をインストールすれば日本語配列になります。端末の設定から変更しましょう。
入力に関しては「Google日本語入力」があれば問題無いと思います。

その他については過去記事「今さら Sony Tablet S(rooted) + ポケモンキーボードのカスタマイズまとめ」をご参照下さい。

日本語フォントの導入

標準だと日本語フォントが無く代用で中華フォントが表示されます。(「直」とか「反」などの漢字を見ていただくと分かるかと思います)
なのでコレを修正。参考サイトはコチラ。


Android4.0(Ice Cream Sandwich)のフォント変更方法。 – Android(アンドロイド)おすすめアプリ・カスタムニュース|AndroidLover.Net
Android 4.1(Jelly Bean)の日本語フォント変更方法。 – Android(アンドロイド)おすすめアプリ・カスタムニュース|AndroidLover.Net


Android4.0までと4.1以降では設定方法が違うようです。今回は4.0なのでそれに倣います。

ますは日本語フリーフォントを用意。今回は使用したフォントはコチラです。
自家製 Rounded M+:rounded-mplus-20131215.zip

解凍するとズラズラと「◯◯◯.ttf」というファイルが出てきます。これがフォントです。
この中の「rounded-mplus-1p-medium.ttf」を日本語フォントとして設定してみます。

1.このフォントファイルを「DroidSansJapanese.ttf」にリネームして、system/fonts/の中にコピー。

2.フォントのパーミッションの変更をします。Root Exploreなら ファイルを長押し → パーミッション から変更できます。
android-x86_RootExplore_permission
「オーナー」は読み取り・書き込みにチェック、 その他は読み取りのみチェックが入った状態にします。
ファイル名の横に「rw-r–r–」と表示されるはずです。

3.system/etc/にあるfallback_fonts.xmlを編集。Root Exploreなら ファイル長押し → テキストエディタで開くです。
Android-x86_RootExplore_textediter
<familyset> から </familyset> の間に以下のコードを挿入します。

    <family> 
        <fileset> 
            <file>DroidSansJapanese.ttf</file> 
        </fileset> 
    </family>

保存したら一度Android-x86を再起動して下さい。上で載せた画像は既に日本語フォントを導入した後のものになります。

以上で設定は終了です。お疲れ様でしたm(_ _)m

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低スペックPCの再活用にAndroidどうでしょう?【その2:マルチブート環境構築編】

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