書評:武器としての書く技術(著:イケダ ハヤト)

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著者は月間100万PV級のブログ「イケハヤ書店」の管理人。もちろんプロ・ブロガー。

ビジネス書における「書く技術」というと、一般的には「美しい日本語とは・・・」とか「正しい文法とは・・・」という教科書的な内容を連想しがちですが、本書はあくまでも「”武器”として書く技術」です。

「日本語として正しいかどうか」「読者に気に入られるかどうか」よりもとにかく「どうすれば注目してもらえるか」に焦点を置いています。さらに言えば「自分という『個』を如何に出していくか」が重要と説いています。

「書く」ことで稼ぐのだから当然普通のことを普通に書いたって誰も読んでくれないし、読んだって何も印象に残らないよねって話。当たり前ですね。

本書では「残念な文章例」から始まり、「人の目を引く文章の書き方」「月に40万字書き続ける秘訣」「如何にして読者を増やし、マネタイズするか」を解説されています。
そして最後に文章を書くことが如何に自分の人生を豊かにするかという、「書く」ことの素晴らしさを説いています。

ただし「『ブログで食う』のは並大抵の事ではない」とは著者自身も常々力説しているところです。(何度も言うけど、「ブログで食う」のはマッチョな道ですよ : イケハヤ書店
軽い気持ちで著者のように「月に40万字」を書くことなど到底できないでしょう。

所謂金儲け本によくある「誰でもこうすれば稼げる」という間違った「夢」を与えない分、むしろ好感が持てるというものです。
同時に著者が「書く」ことに如何に本気で取り組んでいるかがよく分かります。

ネット上では著者に対する批判の声もよく聞かれますが、それも本書を読めば納得できます。
そもそも著者自身「炎上なんのその」と思っているくらいで、むしろ批判は大歓迎。逆に「拡散してくれてありがとう」くらいの感覚でしょう。

それくらいのつもりで書かなければ、書く価値など無いのです。

広大なネットの世界で「個」を出すため、ひいては稼ぐためには「和をもって尊しとなす」書き方などでは完全に埋没してしまいます。
本書はプロ・ブロガーとしての「書く技術」を著者自身の経験をもとに解説されているので、この部分はかなり強調されています。

しかしながら、趣味でブログを書いている人にも参考になることはたくさんあります。

ブログをネットで公開している以上、誰かに読んでもらいたいと思っているはずで、そのためにはやはり人を惹きつける文章でなければなりません。タイトルの選び方、文章術、ソーシャルメディアの活用方法など、テクニックとして勉強になるところも多いはず。

また、「注目してもらう」という観点で言えば、例えば自社商品のキャッチコピーなどにも活かせることでしょう。
やはりパッと見た瞬間に心を惹きつけられなければ読んですらもらえないわけです。

煽り過ぎも良くはありませんが、これまで当り障りのない表現方法しかできていないならば、本書は一皮むけるための良い刺激となるのは間違いありません。

ちなみに今現在Kindle版は476円でセール中。(紙の書籍だと1,575円)
セール期間がいつまでか分かりませんので未読の方はこの機会にぜひ♪

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これ書いてる人

こんな記事書いてますが本業は ラーメン屋 です。 詳細はコチラ



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